NaYのブログ

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閃の軌跡4感想

 

最初から最後まで「閃の軌跡4」のネタバレ全開です。

 

 シナリオ語り

 

序章「変わる世界~闇の底から~」

 かなり長めのプロローグ。

 エステルヨシュアロイドエリィレンと開幕から飛ばしていく。

 一応零の軌跡でも共闘していたけど、改めて3Dで見ると感慨深いものがあった。敵はクレアマリアベルアルベリヒ、と謎のメンツ。クレアは鳥カゴ作戦で縁があったけど、なんでアルベリヒ来てたんだろう。

 

第一部「7組の試練」

 仮初めの学園生活。夢オチなのはすぐわかったけど、本校組と一緒の学園生活はちょっとしたifを覗き見ている感じで面白かった。クルトユウナアルティナの三人で「リィン教官!」って手を差し出すシーンとか、旧7組に発破をかけるシーンとかは、新7組の初期の三人が本当にリィンのことを思っているのが伝わってきた。

ユウナのは、発破というより「私たちはもう動き出しますから!」という自己完結した宣言とも言えるけど、あそこで新旧の垣根が一気に低くなった感じがした。クルトが少ないヒントからリィンの親子関係にたどり着いたのは鋭すぎて笑った。

 第一部を通して、新7組視点から、他の新旧7組と会話できるのは新鮮だった。

 

 アッシュ、ミュゼを仲間に加えるまでの流れのクルトたちの説得が熱い。二人とも3では本心を見せていなかった分、クルトユウナ、それぞれ同性キャラの説得によって、アッシュを苛む罪の重さと、その「贄」としての役割を強制的に割り当てられた配役への怒り、ミュゼの16歳の女の子としての本音が引き出されたのは、新7組のドラマとして見ごたえがあった。

 

 敵側としては、セドリックの流れるような小物ムーブで腹筋が崩壊した。ちゃんと進言を聞き入れて撤退したのは偉かったよ。

 ルーファスが金の騎神を起動者になったのは、キャラの格的にもまあ順当of順当という感じだった。

 

断章「折れた剣、そして」

 サラの男女別でいくわよ!で地味につぼった。人数差・戦力の配分を考えれば割と妥当ではある。

3ルート攻略はシチュエーションも相まって熱いんだけど、ラストの5連続ボス戦はさすがに重かった。まあ、この辺りが、バトルのバランスが一番取れていた気がするので、ダルさは無かったし、緊張感はいい感じに継続した。

 脱出した暴走リィン、ついに擬人化したセリーヌ、主の元を離れたデュバリィ、ついに味方として復帰したクロウの変則パーティーは、即興感も相まって興奮した。それぞれ敵として、クロウは9回(騎神戦含む)、デュバリィは7回、と顔を見飽きるくらい戦ってきたからこそ、「満を持して」というものがあった。

  そこから敵幹部を突破しながら、新7組、特にアルティナを中心にリィンを取り戻す戦いは、珍しい歌詞付きBGMも相まってシンプルに燃えた。

 オズボーン聖女戦は、敵味方の戦力差を考えると、4の中でも一番の難関だった気がする。AP獲得は諦めても、オズボーンのクラフトで味方が散り散りになるし、状態異常もガンガン飛ばすしで、苦労した。

 

第二部「宿命の星たち」

 満を辞してリィンが復活したけど、役者が揃うまでの流れがやや冗長だった。

 レーグニッッツ知事や正規軍、トールズ本校のそれぞれのスタンスや意地が見えたのはよかったけど、流れが3回とも、

「お前たちを見極めさせてもらう!→人質(全員女の子)解放!やったぜ!」

 

なのがちょっとワンパターンだったのが、ちょっと中だるみした。目的が人質開放に終始したのが、いまいちテンションが上がらなかった要因だろうか。

 

 反体制運動のせいで中央から追い出されたレーグニッツ知事、呪いが蔓延しつつある正規軍、セドリックひいては現体制に不信感を抱きつつあるトールズ本校、とそれぞれ現状を見極める必要にかられたという、納得できるだけの事情はあるけど、わざわざ同じフレーズを使わなくてもなぁという感じ。

 

 終盤のパンタグリュエルの下は、今後もシリーズ屈指の見せ場に数えられると思う。ロックスミスアルバート大公が出たのは、嬉しいサプライズだったし、歴代パーティーキャラの大半が揃って、大量の会話イベントを見て回れるのは、ここまでシリーズを追いかけてきたからこそ、味わえる最高のファンサービスだった。

「千の陽炎」作戦発表は、薄々概要は察しがつきつつも、レマンやアルテリア、オレドといった、未だ名称ぐらいしか出てこない地域も巻き込んだ文字通りの世界大戦だったのは、かなり想像を超えてきた。

その後も、遊撃士協会、特務支援課、トールズ士官学院が「支える籠手」「クロスベルの再独立」「世の礎たれ」というそれぞれの原点・理念に則って、決意表明をした矢先に、首脳陣を結社・地精の襲撃から守るために三者合同ミッションをするという激アツ展開。

 さらに、ピンチになった所で、カレイジャス2に乗ったオリビエの復活。オズボーンやアリアンロードを含めた空中スカイプ、双方の宣戦布告、と最後まで冷めない展開が続いて、歴代主人公をつなぐ「光まとう翼」の結成は一連の流れとして完璧だった。敵味方がみんな空中スカイプしている様子はシュールだったけどw

 

 

第三部「獅子の刻~閃光の行方~」

 ここで、2のopのタイトル回収はシンプルに熱い。

 ロゼの試練を越えて黒の史書の残りを見た時の怒涛の真相ラッシュは、これまでの伏線が怒涛の勢いが回収された上で、黒幕にまでたどり着く、という演出がよかった。巨いなる一の呪いを単なるご都合主義オカルト設定で済ますのではなく、「黒の騎神イシュメルガの暗躍」、というもう一段深い答えをちゃんと用意していてくれたのは安心した。

 

 一方、相克については、場を温めるという名目で、鉄騎隊とか西風のゼノレオと個別に戦うのは正直今更感が先立った。こっちもぞろぞろ10人以上で行っているわけだし、向こうもまとめて3人ぐらい出てきても、キャラの格的にも、ゲームシステム的にも普通に相手出来るよなーと。せめて特殊な勝利条件をつけるぐらいは欲しかった。

 

 ラストで塩の杭のパチモンと幻想機動要塞(笑)が登場。鉄血の騎士の装束もお披露目。やっぱりこういうのはワクワクする。1、2のマップもうまいこと使っていたのも演出としてよかった。でも幻想機動要塞とかいうネーミングはダサいと思うよ。

 

前日譚「せめてこの夜に誓って」

 

各国の人々やオリビエ、分校生を含む光まとう翼全員が、打ち合わせ兼景気付けという名目で、一堂に会するお祭り騒ぎは、世界大戦前夜とは思えないノリでありつつも、パンタグリュエル以上にイベントが充実していて、堪能した。一応、大戦が始まってからでないと、正規軍の警戒が強すぎる、と最低限の理屈はあったし。

ようやく揃った先輩四人組とか、みっしーショーをエンジョイするティオとジンゴとか細かいネタまで描かれていて、時間が面白いくらい溶けていった。

あとこれで最後だからとばかりにカップルだらけだった。ガイウスリンデ、エリオットミントとかが一緒にいたのは意外だった。それぞれ納得できる組み合わせではある。最後はアリサを選んだけど、誰も選ばずにマキアスクロウと呑み明かすのも好き。

 

最終幕「散りゆく花、焔の果てに」

 タイトルで嫌な予感しかしなかった。

 帝国編最後のマラソンだけあって、クエストも各地の会話も気合が入っていて、自由行動から塩の杭突入まで10時間ぐらいかかった。

 空組や特務支援課との共闘など、期待してたクエストもあってよかった。

 

前哨戦の塩の杭で、「空組」「特務支援課」「鉄騎隊・西風連合」「地精・魔女(とシャロン)」「決起軍・カレイジャス復活組」という5分割攻略という予想を軽くぶっちぎるファンサービスだった。掛け合い目当てで、ここでも2時間近く使ってしまった。というか、Eチームだけ明らかに戦力配分おかしくて笑う。トヴァルが困惑するのもやむなし。

 

ラスダンの幻想機動要塞(笑)の方は、恒例の号令をリィンを除いた7組全員でして、最後はクロウで〆るのが憎い演出。各ボス戦については、キャラ語りの方に回す。今作のボス戦は大体7組の数の暴力でボコってる感じだったけど、その分騎神戦は、同数のロボ同士で殴りあう、という住み分けが出来ていたのはよかったと思う。

結社の面々は、それぞれ情報という名の盛大な置き土産を残していったけど、どっちもシリーズの根幹に関わることだったのは、かなりぶっこんできた感ある。「可能世界」とかさらっと出てきたけど、どういうことだろう。パッと思いつくのはヴァーチャル世界だけど、流石に違う。あの辺は、今まで結構ぼかしてた世界観にようやく言及されて、かなりゾクゾクするものがあった。

オズボーン戦は、おなじみの3分割攻略。実際に17人相手しているわけではないだろうけど、これぐらいしても釣り合う、という圧倒的なボスとしての格がある。

黒のイシュメルガ戦は、かなりきつかった。騎神戦自体は好きじゃないけど、ラスボスのシチュエーションとしては好き。鬼のような難易度の中、マクバーンの優しさが染み渡る。

 

ノーマルエンドは、唐突感はあったけど、一つの決着としては納得いく形。

クロウとミリアムが流れるように付いて行ったのも良かった。クロウの「旅は道連れってな」からEDの3人の安らかな顔が映る一連の流れはずっと号泣してた。膝から崩れ落ちて虚ろな目をしているエリゼなど、残された人たちが呆然としたり、絶叫している様子が映されるのも印象的だった。

 

その上で、大団円のトゥルーエンド。39人ものプレイアブルキャラ、熱く檄をとばす、猟兵王、聖女、鉄血宰相たち。王道といえばこれでしょ!という展開が目白押しだった。ちなみにここ、オズボーンの声が最初「頼もしい声」と表示されているのが芸が細かい。

最後のイシュメルガをミリアム剣で一閃するのは、「閃の軌跡」のタイトルの由来である「帝国の闇を一閃する」というのが、真の意味で実現した瞬間だった。

 その後、帝国の行く末がざっくり描かれつつ、EDへ。

 もともと閃の一枚絵・キービジュアルは出来がいいものが多かったけど、EDの贅沢なパーティーの一枚絵ラッシュは、今まで積み重ねてきたものが凄まじいだけに、心震えるものがありました。マキアスに酒を勧めるフィーや、特務支援課が乾杯する様子、空組がジンさんも含めて揃っている様子など、絵だけであそこまでキャラ同士の会話や細かい仕草まで想像させてくるのは、スタッフの熱量がと気遣いが伝わってきた。そして締めは、7組や協力者達に囲まれている笑顔のリィンという流れは、今まで4作溜めてきただけあって「よかった」とただただ祝福した。

 

 そして、ここで事前情報にあった星辰の間が出てきてないことに気づき、もう一度クリアデータをロード。案の定、星辰の間で結社の中枢メンバーが会話。2の時みたいに2周目限定イベでなく、こういう形にしたのはグッジョブ。こういう敵組織が相談している場面好き。そしてまさかの盟主登場。多くの謎を残しつつ結社は永劫回帰計画に動き出す模様。意味深な発言にとどまらず、結社の内部情報は結構本質的なものがあったけど、結局目的がわからない…。

メンバーが減ったり、オズボーンの軍門に下ったりと、割と結社の株が下がり気味だった。ただ、至宝を見届けること自体が目的で、執行者と使徒を通じて何らかの実験をしている、今尚計画に揺らぎがない、と明示されたことで、ミステリアスな組織としての面は割と強くなった。次回以降の活躍に期待。

 

 

戦闘システム関連

 もともと、閃の戦闘システムは、爽快感もあって、戦術リンクや、クラフト、クオーツによって、各キャラの固有性とカスタマイズ性のバランスも取れていて、3以降はオーダーで攻防のメリハリもつく、とシステム自体はコマンドRPGとしてかなり良くできていると思う。

 3では、バランス調整がガバってバランスが崩壊気味だったけど、4ではオーダーを中心にかなり手が入っていてクラフトにもアーツにも役割があってよかった。

 難易度自体は、序盤から第二部辺りまでは結構シビアで、そこから後半にいくにつれてだんだん楽になっていた感触だった。(ハードの場合)

 各キャラの性能も、調整されていて、基本的にどのキャラを使っても持て余すことはなかった。(それでも強い弱いはあるけど)アタッカー枠で不動の一位だったリィンも鬼化にデメリットをつけて、前ほどお手軽じゃなくなったし。

 一方、敵のSクラをバリアでお手軽に防げちゃうのはなんとかならないかなあとも思う。せめてSクラは一定割合でダメージ貫通ぐらいしてもいいきがする。

 次回作は、共和国編だとしたら、せっかくラムダっていう面白そうな設定があるし、今までとガラッと仕様を変えたりしてほしいなあとも思う。ひとまずクロノバーストはあったら使っちゃうから消えて欲しい。

 

 あと、騎神戦は、かなり真剣に今作で終わりにしてほしい。

クラフトも必殺技も使い回しばかりだし、正直バランスを除けば、通常戦闘の劣化版にしかなっていないと思う。蒼破十字斬りはよかった。

4の後半に至っては難易度が無駄に上がって、アイテムがほぼ必須になってる。全体攻撃に対して、駆動解除してもすぐにまた撃ってくるし、後半はデバフの通りも悪くなるしで、対抗策が各自防御した上で、アーツで削るぐらいしかなかったのは、正直ストレスだった。

もし次回作も兵器vs兵器の戦闘を入れるなら、根本からシステムを見直して

ほしい。

 

相克

前作から騎神が揃った後、どう決着をつけるのかと思っていたけど、タイマンによる勝ち抜き戦というのは、ご都合…もといよく出来た設定だった

 実際、各起動者のドラマを消化しつつバトルによる決着をつけようとしたら、こういう形にせざるを得ない部分はあるけど、パンタグリュエルとかで灰・蒼vs緋紫のタッグバトルが見られなくなったのは残念だった。

 ただ、「鋼」が至宝の闘争の果てに生まれたことを踏まえれば、納得できるし、2の頃から出てきた精霊窟にもちゃんと意味があったんだなー、となった。ぶっちゃけ水増し要素だとしか思っていなかったので…。

 順番も、ストーリー的に合流必須のクロウをやって、今作の黒幕とは別口かつ、それぞれの信念がある猟兵王、アリアンロードを倒して、ラスダンで残り3機をやるというのは、筋が通っていたと思う。

 ただバトルロワイヤルっぽい設定の割に、結局灰が全員倒したのは気になった。贅沢を言えば、決着がつかなくてもいいから敵vs敵を見たかった気持ちがある。ルーファスはノーカンだ。

 

絆イベ関連

 いいところも悪いところもあるなーというのが正直な所。

 閃に出てくる7組を初めとした大量のキャラの掘り下げをするにはうってつけのシステムだと思う。1から通してやると、どんどん各イベントの質が上がっているのもわかるし、そもそも空や零ではキャラの日常、掘り下げが非常に限定的な場面でしか描かれなかったことを考えると、今後も続けて欲しい。

 主人公リィンを中心とした人間関係しか描かれなくなる、という人もいるけど、4ではリィン不在の時期が長いのと、拠点でリィン以外が何人か集まって会話している様子も描かれているし、その辺のバランスは何作もやってだけあって、着実に洗練されてきた部分だと思う。

 ただ、4で恋愛対象が11人にまで増えたのは、さすがになあ、と。アリサ・エリゼあたりはメインでも散々描写があったし、旧7組勢ももう今更だけど、教え子3人やトワまで対象に含めたのは、正直拒否感がある。(キャラはみんな大好きだけど)ユウナとか通常絆で恋愛フラグが立つとかいうのは、ひどい罠だった。

イベント自体は、どれもリィンとそのキャラの関係を踏まえたものとして、丁寧に描かれていて見応えがあったけど、だからこそ余計にそれらが全部恋愛に行き着くのが…。

 

 ユウナは、リィンを恩人としての敬意を持った上で、リィンの女性関係やシスコンぶりを弄ってくる距離感が好きだったので、普通に恋愛に振り切ったのは、残念。

 アルティナも、そういう感情があるのは、プレイヤー目線で察しはついていたけど、リィンの方からも言い寄るのはさすがに事案だし、リィン側のキャラとしても違和感がある。

 

 そういう意味では、本編で描写されながらも戦友としての関係を崩さなかったデュバリィさんとツンデレ相棒枠に収まったセリーヌがよかった。

 絆システム自体はとてもいいと思えるので、今後のシリーズでも続けるならうまく料理してほしい所。

 後ここまで力を入れて描くなら、普通に一週目から全部観れるようにして欲しい。

 

 

残った伏線

今作の話は十分に満足する出来だったけど、作中で放置気味の謎が割とあってその辺のまとめと考察的なもの

 

焔と大地の至宝の本来の機能 

二つの至宝が合体して巨いなる一になったのは、作中でも言われていたけど、元の至宝の機能については特に言及されずじまいだった。

盟主が「二つの至宝を利用することはほぼ不可能」と言っていたけど、ほぼ、ということは、今後シリーズ最終章などに引っ張り出される可能性も?魔女と地精の協力が現実的になった今ではありえそう。

クロウたちの蘇生時のロゼとフランツの台詞からすると「黒の巨槌」が物質のエネルギーの操作で、「緋の聖櫃」が魂のエネルギー操作っぽいけどどうだろう

 

歴史の真実

そもそも二つの至宝が1200年前に激突した理由がぼやかされていた。

そもそも全ての至宝が同時期に消えたというあたり、それらをつなぐ事件が1200年前の「大崩壊」時に起きて、そのあたりが関係しているのかもしれない。

 

900年目の暗黒竜についても「黒」というあたり、イシュメルガが関係している様だったけど、イマイチわからなかった。

一連の流れを整理すると、

「イシュメルガが暗黒竜を眷属として生み出す」

→「帝都が廃都になり、聖獣アルグレスがイシュメルガの思念体を取り込んで眠りにつく、先代の魔女の長が謀殺され、2代目ローゼリア引き継ぎ」

→「帝都奪還前後で、イシュメルガが地精を取り込む、魔女と地精の決別、テスタロッサが呪われる」

 

という感じ?

呪われたテスタロッサがクロウやリアンヌを殺害しているあたり、かなり後々にも影響力のある事件だったので、ある程度整理して語って欲しかった。

あと月霊窟に入るとこで、他の霊窟や呪いにかかった人間の瞳に浮かぶ紋章も結局謎のままで終わってしまった。エマがわざわざ言及してたのに…

 

不死者

ルトガー、リアンヌ、クロウとそれぞれ異なるケースで蘇生しており、騎神との関連も示唆されていたけど、結局明言はされずじまいで終わってしまった。

ルトガーのように死者も蘇生したり、起動者でないフランツも蘇生したあたり至宝関連と想像してみる

 

妖精(精霊)・一角獣あたりは、1の頃から示唆されていたけど特に言及されなかった。大地の聖獣アルグレスが一角獣っぽい?

 

地精関連

本編で出てきた地精は、アルベリヒ、ゲオルグのみで、クロウやアンゼリカを再利用してるあたり人材不足感がある。黒の工房を回すにはあの人数じゃ足りない気がするけど

一応アリサの絆イベントでRFの第五開発室の正体が明かされたけど、本編でも言及して欲しかった

ジョルジュの読み方を変えるとゲオルグになるのは、衝撃だったけど、直接のつながりはなかったということっぽい?アルベリヒとワイスマンが仲良しだったことのヒント?

 

イシュメルガ

いくら強いとはいえ、他の6機が束になって勝負になるレベルって、鋼を騎神に分割する際に、魔女が力の配分をミスったとしか思えない。(笑)

人の業のせいで悪意に目覚めたという話だけど、その経緯も個人的に気になる

時期を考えると、大崩壊から暗黒竜出現の間っぽいけど。

あとなぜドライケルス(オズボーン)に執着していたのかも

獅子戦役が終わった後に、出てきたらしいけど、単に気に入ったのか

 

黒の史書

アーティファクトの一種とは言われているけど、千年後の未来を断片的とはいえ、予言するあたり明らかに破格すぎる。

最終巻も、「第03因果律記述機関AZOTH」なる名称が出てきたけど、他にもあるのか謎が深まるばかり。この辺りも後々のシリーズで語られるのかな?

後、最終巻の「ヒト」と「ヒト達」という表現も気になる。まるであの世界には人間以外にも「単一の何か」がいるかのような…。

 

その他

 

今作は各章のタイトルが、歴代で一番かっこいいと思っている。

リィン不在の中でも足掻く7組たちを表す「Ⅶ組の試練」、

歴代主人公が集結し、オリビエがそれらをつなぐ「宿命の星たち」

獅子戦役を意識しつつも閃2のopタイトルを回収した「獅子の刻〜閃光の行方〜」

プレイヤーに嫌な予感をさせる「せめてこの夜に誓って」「散りゆく花、焔の果てに」もフレーズは好み。